バレニンが属するイミダゾールジペプチドには、筋肉耐久力アップ、
疲労防止・回復・抗酸化・活性酸素の除去機能などの働きがあります。
バレニンはくじらのパワーの源ともいわれており、
くじらは健康食品としても特に注目されている食材です。
鯨肉は「バレニン」というアミノ酸を多量に含んでおり、
これが抗疲労効果のある成分であることが分かってきました。

バレニンは、鯨に多く含まれる特有の成分です。
回遊する鯨の多くは、1年の半分をエサ場である高緯度の冷たい海で過ごしており、

残りの半年は繁殖のため、エサ場から数千キロも離れた暖かい海へ移動し、
ほとんど餌を食べずに子育てをします。

半年も断食状態で出産し、そのまま数千キロも不眠で泳ぎ続ける驚異的なパワーが
鯨の特有成分「バレニン」というアミノ酸の成分です。
https://www.simetani.com/resipi.htm
鯨の赤肉と、豚肉・うなぎなどの一般的に疲労回復に効果的と
思われている食品の栄養成分を比較してみると、鯨の赤肉のカロリーは、
豚肉の約3割、うなぎの約4割と低カロリーです。

その理由は、タンパク質と脂肪含有量の違いで、
タンパク質は多く含まれているのに、脂質は少ないからです。
鯨の赤肉は、筋トレやダイエットをしている人にとって
理想的なタンパク源といわれる鶏ささみと同等のカロリーですが、
その脂肪分はさらに低く、鶏ささみの半分です。

また、女性に不足しやすい鉄分が吸収されやすい形で豊富に含まれ、
貧血の予防に役立つほか、お父さんたちが気にするコレステロールは低く、
生活習慣病の予防にも最適です。
出典:文部科学技術・学術審議会資源調査分科会編
「五訂増補 日本食品標準成分表」より
    https://www.simetani.com/kouyou.htm
    https://www.simetani.com/omoikkiri.htm